アルファポリス第十回エッセイブログコンテスト特別賞をいただきました。
応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
14年前にステージ3Cという末期に近い進行性の乳がんになりました。
当時の5年生存率は50%、10年生存率は20%という厳しいものでした。(注14年前のアメリカの生存率です。今では医療も発達してとても高いものになっています)
在日基地では治療ができずにハワイでの闘病生活となりました。美しいハワイで辛い治療に苦しみ悩み泣きわめいたこともありました。
記録を残したいと思い当時ノートを病室に持ち込んでは克明に記録しました。中には何を書いているかわからないページもあり、自分のことながら乳がんとの戦いの厳しさを感じました。
私が今ここにいられるのはもちろん治療のおかげでもありますが、夫と息子に支えられたからだと思っています。家族に心から感謝を捧げます。
乳がんが増えています。
早期発見の大切さを伝えたい。それから癌になってしまっても、絶望ばかりじゃなく、希望もあるということを伝えたくエッセイに残すことにしました。
エッセイ形式で書いたものですが、ブログにまとめたので、順番は最初からになっています。もちろん全部実話ですが、名前はイニシャルに変えてあります。
それから会話はほぼ英語なのですが、日本語に変えて書いてあります。
かなり壮絶で重い内容になっていますが、乳がん治療は素晴らしく進歩しています。これは14年前の記録なので今とはかなり違った治療になっていると思います。
最近「がんは治療するな」とか「これだけで治る」といういわゆるとんでも本が多く出版されています。残念ながら(これだけで治る)薬はまだ発明されていません。闘病中の方はどうか恐れずに標準治療をして欲しいと思います。
治療は苦しかったですが、生きています。
生きている素晴らしさを毎日噛みしめています。
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